十五日
泡のうえ
スケートみたいにすべる刃と
鏡のなかに溺れたら
だれもきみを見ていない
無人のコインランドリーのBPMは100
夢中で踊りつづけて
きょうは気分じゃないの
タップダンス
とけた歯で笑う
ゆがんだくちびるでくちずさむための
讃歌をつづる
とれたキューティクルと魚の骨
袋のなかから出てきて
なんとなくまだ寒い
消えていく気持ちはなにもの
おしゃべりな人魚姫と
王子のいない白い馬
スイング
回転して倒れて
ああ、まだだねと笑う日のための
讃歌をつづる
悪いことをした日
悪いことをした日
悪い子だったことなど
実は一度もない
ずっとまえの君と
これからの僕が手をとる日のための
讃歌をつづる
あらゆることの区別がつかなくなっても
ゆがんだくちびるでくちずさむための
讃歌をつづる